体力の限界と気力の喪失
日々の家事や育児、仕事に追われていると、一日の終わりには体力が一滴も残っていない。
布団に入った瞬間に考えたいのは明日の段取りか、あるいは無心で眠りにつくことだけだ。
そんな状況で夫から誘いを受けると、愛情よりも先に「また仕事が増えた」という絶望感が襲ってくる。
行為そのものにかかる時間だけでなく、その後のシャワーや後片付けを考えると、億劫さは倍増する。
自分の体をメンテナンスする余裕すらない時に、他人の欲求に応えるのは至難の業だ。
精神的なズレが拒絶を生む
夫婦仲が悪いわけではなくても、日頃のコミュニケーション不足が性欲の減退に直結する。
昼間に言われた何気ない一言や、家事の分担に対する不満が積み重なっていると、夜だけ仲良くしようという提案に違和感を覚える。
心がつながっていない状態で体だけを求められることに、嫌悪感を抱く女性は少なくない。
「なぜ私の疲れに気づいてくれないのか」という悲しみが、いつしか「触られたくない」という強い拒絶に変わっていく。
「義務感」が楽しさを奪う
結婚生活が長くなると、営みが「夫婦の義務」のように感じられてしまう。
応じなければ夫の機嫌が悪くなる、あるいは浮気をされるかもしれないという恐怖心が動機になると、行為はただの苦行に変貌する。
義務で行う作業に喜びは見いだせず、早く終わらせることばかりを考えてしまう。
このサイクルに入ると、誘われること自体がストレスの元となり、夫の足音や気配にすら敏感になってしまう。
断り方の工夫と歩み寄り
ストレートに「嫌だ」と伝えると角が立つため、伝え方には工夫が必要だ。
「今日は本当に疲れているから、週末にゆっくりしたい」と代替案を出すことで、拒絶ではなく延期であると認識させる。
また、性的な接触以外でのスキンシップを増やすことも一つの手だ。
手を繋ぐ、ハグをする、マッサージをし合うといった行為で親密度を維持すれば、夫側の不満も和らぎやすい。
自分の気持ちを優先する勇気
無理をして応じ続けることは、長期的に見て夫婦関係を壊すリスクがある。
自分の心と体が悲鳴を上げているなら、正直に今の状況を話し合う場を設けるべきだ。
セカンドパートナーやレスという言葉が一般的になった現代において、性に対する価値観の不一致は放置できない問題である。
旦那としたくない女性たちの生の声
子供を寝かしつけた後の自由時間を削られるのが本当に苦痛。せっかくのリラックスタイムを邪魔しないでほしいと思ってしまう。
夫は「スキンシップ」と言うけれど、私にとっては「介護」に近い感覚。自分の欲求ばかり押し付けないでほしい。
行為の後の片付けや洗濯を考えると、どうしても面倒くささが勝る。準備から後始末まで全部やってくれるならまだしも、丸投げなのが許せない。
産後からずっと、夫をオスとして見られなくなった。触られるだけでゾワッとするし、義務で応じるのはもう限界。
もっと会話を大事にしてほしい。普段のコミュニケーションがゼロなのに、夜だけ求めてくる神経が理解できない。


